「なんとなく心が満たされない」「好きなことをしているはずなのに、どこか虚しい」
そんな気持ちになったことはありませんか?
紫微斗数(しびとすう)という東洋占星術の中に、「福徳宮(ふくとくきゅう)」という特別な宮(場所)があります。
この福徳宮を読み解くことで、自分の心の傾向・過去世からの影響・本当の幸せの在り方に気づくヒントが得られます。
この記事では、
- 福徳宮とは何か、どんな意味があるのか
- 福徳宮から読み取れる心の傾向や深層心理
- 福徳宮の良い・悪い状態の違い
- 実生活での活かし方
初心者の方でもわかるように解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
当ブログの内容は、紫微斗数という占術に基づく個人的な見解や解釈です。
医学的・法律的・金融的な判断材料ではなく、最終的な意思決定はご自身の責任にて行っていただきますようお願いいたします。
目次
紫微斗数の福徳宮とは?
福徳宮の位置づけ
紫微斗数の命盤には12の宮がありますが、福徳宮は「心の充実」や「精神の喜び」を担当する宮です。
命宮(自分自身)から数えてちょうど一定の位置にあり、心の奥にある本音を映し出す鏡のような存在です。
「福」と「徳」の意味
- 福:人生に訪れる幸運、楽しみ、幸福感
- 徳:積んだ善行や人格的な成熟、過去世の影響
この2つを合わせ持つ宮だからこそ、「魂の豊かさ」や「心の満足度」に深く関係しているのです。
福徳宮が司るもの
- 精神性や魂の在り方
- 楽しみや趣味、心の癒し
- 深層心理やメンタルバランス
- 過去世からの影響・カルマ
- 隠れた価値観や人生のテーマ
福徳宮の象意
趣味・娯楽・心の満たされ方
福徳宮は、何に楽しさや癒しを感じやすいかを教えてくれます。
たとえば星の配置によっては「音楽」「自然」「一人の時間」など、人によって心の栄養が異なります。
深層心理・思考の傾向
ここを見ることで、悩みやすさ・ストレス耐性・思考のクセもわかります。
福徳宮が傷ついていると、過剰に思い詰めたり、悲観的になりやすい傾向があります。
過去世・祖先との関係
「陰徳(いんとく)」=目に見えないご先祖からの徳や、過去世の行いが影響しているとも言われます。
福徳宮に良い星が入っていれば、過去世で積んだ善行により、今世で精神的な安定を得やすいとも。
他の宮との関係性
特に以下の宮とセットで読むと、理解が深まります。
- 命宮:自分の性格や人生テーマとの整合性
- 疾厄宮:メンタルや体調への影響
- 夫妻宮:パートナーシップでの精神的満足度
星や四化による違い
主星・副星が福徳宮にある場合
たとえば、
- 紫微星 → 高貴で上品な趣味嗜好。精神世界に惹かれやすい。
- 破軍星 → ストイックで孤独を好む傾向。自分と向き合う力が強い。
- 貪狼星 → 快楽主義で多趣味。エンタメや社交に喜びを見出す。
主星・副星の組み合わせで心の充実スタイルが異なります。
四化(化禄・化権・化科・化忌)の影響
- 化禄:福徳が増幅。楽しみや幸福感が得やすい。
- 化権:精神的に強くなり、自己表現も活発。
- 化科:知的・精神的な興味関心が深まる。
- 化忌:ストレスや悩みが増えやすい。精神的な試練の傾向。
▶紫微斗数の四化星とは?化禄・化権・化科・化忌の意味と命盤への影響
福徳宮の良・悪状態
良い状態とは?
- 自分にとっての癒しがはっきりしている
- ストレスを溜めにくい
- 一人時間を楽しめる
- 精神的に安定している
こうした状態だと、人生に余裕と豊かさを感じやすくなります。
悪い状態とは?
- 何をしても心が満たされない
- 考えすぎて疲れてしまう
- 人間関係に過剰に影響を受ける
- 休むことが苦手
これらは福徳宮に「傷」がある、または調和が取れていない可能性があります。
まとめ:紫微斗数の福徳宮とは
福徳宮は、紫微斗数の中でも自分の深層心理・精神性・幸福感を映す大切な場所。
生まれ持った星や四化の影響から、自分にとっての「心地よさ」や「幸せのカタチ」が見えてきます。
無理にポジティブにならなくてもいい。
まずは、自分にとっての「満たされる時間」を大切にしてみましょう。
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